経営コンサルタントと起業

経営コンサルタントの起業で成功するために

ここでは経営コンサルタントの起業で成功するためのポイントをお話します。経営コンサルタントが起業しても成功しないのはなぜでしょうか?一ついえるのは、実体験として、ある程度組織が出来上がった企業へのコンサルと、まだまだ何もかもが未整備な企業へのコンサルとでは求められる能力がまるで異なるということです。前者は人、金がある程度あるところに対しての「戦略」のコンサルですが、後者は何もかもないというところからの「行動」のコンサルです。また大企業と違いベンチャーは単品経営です。いかに戦略面で長けていたとしてもどうにもならないところが多いかと思います。

コンサルタントと経営者の違い

「自分だったらこういう商売をやる、やりたい」という、「商品」を何にするか、どうやって売っていくかという点を明確にすることです。コンサルタントと経営者の違いは、「会社の抱える問題について、判断するかしないか」という点だと思います。コンサルタントと顧客(経営者)の立場では、決断するのはあくまで顧客です。コンサルタントは、あらゆる面から分析をし、提案しますが、「人の会社」に対するコンサルティングであるという点が大きな違いかと思います。(※コンサルタントが無責任とか、そういうことを言っているのではなく、立場の違いとしてご理解下さい)そうしたコンサルタントが起業した時、足りないものは何でしょう?周りを見ていて、起業してやっていくには、何よりビジネスセンスが必要だと感じています。

事務所をどうする

経営士・コンサルタントは、信用が大切です。そのために、個人営業で開業するのか、法人化するのか迷うところです。 事務所は自宅の一室でも良いですから、生活音が聞こえないように独立させることが肝要です。起業したては、資金的にもゆとりがないことが多く、これからどのくらい費用がかかるか不透明な状態でスタートするので、自宅を事務所にする人が多いのです。しかし、電話がかかってきたときに、「○○です」と苗字がかえってきたらどうでしょうか?ましてや子供の声が聞こえたりすると、クライアント・顧問先側では「この先生は大丈夫なのだろうか?」と心配になるのではないでしょうか?しかし、いきなり事務所を借りるのも固定費がかさむだけです。専用電話か、少なくても独立した電話番号を持つようにしましょう。携帯電話番号だけでは、この先生は根無し草かと解釈されるかもしれません。○

成功するためのヒント

自ら商売をはじめてうまくいくかどうかは、勿論運や人脈といったものもありますが、やはりその人の商売っけというか、商売魂というか、商売アタマというか、そういったところが原動力として大きく左右し得ると思います。経営コンサルだから成功する/しないという以前に、その人の商売魂というか商売人マインドというか、そこがもともとどの程度あって、それが職業経験でどこまで磨かれるか、といったあたりが、商売での成功とより関係あるのではないでしょうか。

経営コンサルタントと商売

やはり「金勘定」なり「体当たり」なり「修羅場」なりといった経験/センスは、相手より「上位」の立場に位置するよりも「下位」の立場に位置するほうが磨かれると思われます。経営コンサルタント出身で、商売もうまくいった人は、コンサルタントでいらっしゃる間に、こういった部分も意識して(無意識のうちに)磨かれてらっしゃったのではないかと推測します。経営コンサルタントになる人でも、商売人に向いている人といない人がいるでしょう。更に商売人に向いていて商売人を志向する人にとって、経営コンサルという道は必ずしも最短かつ妥当なコースとは限りません。

必要な知識・能力を身につけるには

経営コンサルタントとして、必要な知識や能力はどのようにして習得すべきなのでしょうか。地道に身につける方法もあるし、あるとっておきの方法もあります。そのとっておきの方法とはなんでしょうか?

広い知識が不可欠
自分の専門分野に関する知的資産経営や情報が豊富なことが経営コンサルタントに不可欠な知識といえます。それだけではなく、専門分野がなんであれ、経営の基本は習得しておくべきでしょう。これらは、独立起業前にある程度のレベルまで持っていく必要がありますが、あまり完璧主義にならず、“ある程度”で良いと考えています。“ある程度”とはどの程度かという質問を受けそうですが、基礎知識は大学の教養課程で中位以上の成績を納められる程度と考えてください。中小企業診断士資格取得の経営に関する教材は必要な情報がもられているので手っ取り早いです。
経営コンサルタントの勉強法

では、経営コンサルタントに特化した勉強法というのは具体的にはどのような方法があるのでしょうか?具体的な方法論は、市販されている自己啓発の本などを参考にされると良いでしょう。本をベースに自分で努力をするとか、通信教育を利用するとか、専門学校に通うなどの方法が紹介されていると思います。

専門分野の勉強法

専門分野は、広く、深いほど結構ですが、独立起業後、始めから「先生」として偉ぶるのではなく「お手伝い」をさせてくださいというような姿勢からスタートしてもよいのではないでしょうか。そのように考えると、一般の人より詳しければ、お手伝いをしながら勉強することでなんとかなります。独立起業後は、自分が専門としている分野に強い経営士・コンサルタントから直接手ほどきを受けながら、自分の仕事を進めれば良いでしょう。

週末コンサルタント

サラリーマンを続けながら、週末コンサルタントをしている人もいます。自分の仕事を続けながら、それと並行して通勤時間を利用したり、週末に資格取得の準備をしたりするという方法もあります。週末コンサルタントでしたら経営コンサルタントの勉強を続けながら、経営コンサルタントとしての独立起業の準備を進めることができるのです。元々経営コンサルタントというのは、複数のクライアントの業務を並行して行います。すなわち、できる経営コンサルタントほど複々線思考ができ、複々線行動ができるのです。複々線思考・行動ができない人は、それなりの方法論を採らないと経営コンサルタントとして成功するのは難しいとも言えます。

経営コンサルタント団体

経営コンサルタント団体というものもあります。経営コンサルタントを始め士業団体というのは、資格試験に合格しないと入会できません。しかし、物事には例外があるように、例外的に資格試験に合格しなくても入会できる経営コンサルタント団体があります。

内閣府認証特定非営利活動法人・日本経営士協会

日本経営士協会の歴史は、昭和2年に制定された「計理士法」に遡り、正式に活動を開始してから約60年の歴史と伝統を持った、日本で最初に設立された経営コンサルタント団体です。日本経営士協会の最もすばらしいサービスの一つとして、「相談員制度」が上げられます。同協会に入会すると2年間、無料で先輩コンサルタントが相談員として、新入会員の相談に乗ってくれるのです。そこ制度を活用すると、自信を持って準備に取りかかれるでしょう。ここには、簡単な審査で入会をすることができる制度があります。入会すると同協会が毎月開催する各種のセミナー等に会員資格で受講できます。プロフェッショナリズムの経営士・コンサルタントと直接交流できる機会としても、コンサルティングとして独立起業を目指す人には朗報です。わからないことがあるとすぐにプロに訊くことができるし、アドバイスももらえます。